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2024.02.20

屋根の修理・工事ってどこに頼む?

鶴ヶ島のリフォーム会社が解説!
最近の屋根リフォーム事情って知ってますか?

屋根訪問トラブル4年で3倍。一昨年度、最多2885件の相談数!
ここ最近、屋根の訪問販売によるリフォーム事業者の特定商取引法違反、一部業務停止命令が相次いでいる状況であり、同時に屋根工事の訪問販売、点検商法に関する相談件数も増加傾向となっています。
2022年度の相談件数は過去5年で最多の2885件を記録し、2018年度の約3倍に増えたことになります。
昨年度は8月末までに1346件もの相談が寄せられており、一昨年同期の1.5倍となっています。

訪問販売・点検商法とは?

屋根の点検商法とは、不安を煽り点検・契約を結ばせる手口の事を指します。
具体的には「屋根瓦がずれているのが見えたので無料点検してあげます」・「近隣工事の挨拶に来たが屋根がおかしい」等と言って突然訪問する。
その点検後、「このまま放置すると瓦が飛び、近隣に迷惑が掛かる」などと言い、不安を煽り契約させる。さらにクーリングオフが利用できるにもかかわらず、それは適用できないと言い契約を解除させない等、とても悪質な勧誘を行う商法である。

相談件数グラフ

*リフォーム産業新聞の記事から抜粋

相次ぐ業務停止命令

昨年あたりから屋根の訪問販売、点検や詐欺リフォームの被害、それに伴う業務停止命令事例が相次いでいる。
例えばリオテック社(神奈川県川崎市)は、12カ月の一部業務停止命令を受けた。
被害事例の1つでは、屋根に上って点検後、実際には劣化等の不具合がないにもかかわらず、消費者に対し「瓦を2,3枚はがしてみたら内側が全部駄目でした。(中略)防水シートの工事は絶対に必要です」と告げて、リフォーム契約の締結を勧誘した。
9月には2社に対して特定商取引法違反にあたるとして、消費者庁は15カ月の一部業務停止命令を出しています。いづれも、リフォーム勧誘時の訪問販売でクーリング・オフに関して虚偽の説明を行ったことなどが特定商取引法違反に当たると判断された。
*同庁に寄せられた被害例は以下のような事例だ。

屋根リフォーム会社一覧

*リフォーム産業新聞の記事から抜粋

国民生活センターによれば、契約当事者の8割超が60歳以上、「突然訪問してきた業者には安易に点検させないようにし、屋根工事は直ぐに契約せず十分に検討したうえで契約してほしい」(同センター談)と訴えています。

景気悪化の影響もあるのか?

古くからのイメージとしてこの手の悪行は、景気が悪くなると被害が増えていく傾向にあると思います。ここ最近、自然災害の増加もあり、それに便乗した悪徳訪問販売、点検商法の被害件数も比例して増えている感じもしています。
このような状況は、まともに仕事をしているリフォーム会社、屋根施工業者などにとってはとても迷惑な話であり、新聞の折り込みチラシならまだしも、私が自ら配り歩く「ポストイン」でのチラシ配り等も、とてもやりづらくなり困っています。

なぜ屋根訪問販売のトラブルが多発するのか?

ここからはおうちドクター代表である私の持論を踏まえた記事になりますが、なぜ屋根訪問販売のトラブルが多発し、それに巻き込まれてしまう消費者が多いのかについて考えてみたいと思います。
【そもそもの要因】
①一般消費者の皆様は屋根修理や屋根工事、また屋根塗装をどこに頼んだら良いのかがわからない人が多い。
②そもそもご自宅の屋根材の状態がどうなのか?の判断ができない・知識が無い。
⇒・・・それこそ雨漏りなどの不具合が出ない限りはご自宅の屋根を気にしていない方も多いのでは?
③ご自宅の屋根材がどんなもので、何年程度でメンテナンスが必要になるものか分かっていない。


といった上記3点にあてはまる方々がとても多いからではないだろうかと思います。
勿論すべての人が同様ではなく、キチンと状況を把握しておられる方もいらっしゃるとは思いますが・・・
そんな前者の方々を狙い、屋根のちょっとした不具合箇所や経年劣化の激しい屋根を見つけては、悪徳訪問販売・点検商法の業者はインターフォンを鳴らして回っているのではないでしょうか?
勿論このような訪問販売の業者さんの中にも、本当の親切心でお声がけしている業者さんもいるとは思いますが。

そこで上記を踏まえると、まずは消費者サイドの心構えと知識が肝心ではないかと思います。
つまりは、長年の住宅ローンを組んで折角手に入れたマイホームにもかかわらず、そのメンテナンスの重要性や使用屋根材の耐用年数に対しての知識不足や無関心により、悪徳訪問販売のトラブルに繋がっているのではないかと感じます。
そんな被害にあわない為にも、大切な資産である家屋のメンテナンススケジュールの見直しをする事をお勧めします。
例えば戸建て住宅を購入された方のほぼ9割以上の方は、10年~15年程度での外壁塗装メンテナンスの必要性を理解していると思います。
⇒壁は目につきやすくご近所さんでも定期的にメンテナンスしているのでご自宅も気になるから!
また、同様に水廻り設備機器(ビルトインコンロ・給湯器・水栓器具等)についても、日々の生活に密着している為、不具合やトラブルには敏感だし、壊れる前に交換しようと思いますよね。
その点、目に入りづらく不具合や劣化に関する知識が不足している屋根材や外壁のシール材等に関しては、逆に鈍感になっている方が多いのではないでしょうか?
だからこそ、外装部分(特に屋根)に関しては5年、10年を目途にご自身の選択による定期メンテナンス診断を業者にご依頼されてはいかがでしょうか?
屋根・屋根材の現状把握をし、然るべき処置が必要な時期を知っておく事で、悪徳訪問販売や点検詐欺の被害を未然に防ぐ事も可能です。

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おうちドクターは鶴ヶ島市に拠点を構えており、鶴ヶ島市・坂戸市等近隣のお客様からの屋根・外壁やリフォーム工事のご相談を承っております。
もちろん下見・診断は無料にて実施させていただきます。また、見積作成も無料にて承ります。

*およそのメンテナンススケジュールと工事費用は下表となります。
 ・・・ただし、使用材料・工法等により時期・金額に違いがある場合はあります。

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平野 博

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