ビルトインコンロを交換したいと考えて、ずいぶんと経っていませんか?
「はじめてのリフォーム」や「少しだけ興味がある」なんて方でも大丈夫!
ビルトインコンロを選ぶ際の知っておくべき基礎知識や気になる交換に掛かる費用の目安をご案内致します。
ビルトインコンロってなに?
家庭用のガスコンロは、キッチンに組み込まれているビルトインタイプと、流し台に置くテーブルコンロの2種類があります。
テーブルコンロは流し台に置いてガスを接続するだけなので商品を購入すれば自分でも簡単に交換できます。
ビルトインコンロはシステムキッチンに組み込まれていて取替えができないように思われますが、交換が可能です。
ただし、交換(ガスの接続)には資格が必要となりますので、資格をお持ちでない場合は自分では交換できませんのでご注意ください。
ビルトインコンロ交換の目安
ガスコンロの設計上の標準使用期間は製造から10年です。
設計上の標準使用期間をめどに、安心して製品をお使いいただくために、点検・取替えをご検討ください。
■下記に当てはまる場合は修理や交換を検討してみてください
- 電源が入らない(電池がきれていないか要確認)
- 点火しない、もしくは点火しにくい、火が消えてしまう
- 炎が安定しない、炎の色がいつもと違う
- 黒いすすが出る
- ガスの臭いがする
症状や年数等により修理や部品交換の対応が出来ない場合があります。
その際は機器の交換をご検討ください。
ビルトインコンロ交換の流れ
ビルトインコンロの選び方
■天板の幅を選ぶ
天板幅は75cm、60cmの2種類があります。
交換の際に今使っているコンロの天板幅と違うサイズであっても交換は可能です。
システムキッチンに組み込まれているビルトインコンロは、国内メーカーならビルトインコンロの本体幅がほぼ60cmに統一されているため、特殊な設置をしていなければ交換可能です。
ただし現在60cm幅の天板でその脇に物をおいていたりする場合、75cmに交換すると天板が大きくなるため、今置いている物が置けなくなる場合がありますので注意して下さい。
逆に75cmをから60cmに変更した場合は、今までよりも天板が小さくなるので、今まで設置していたコンロ天板のフチ周りの汚れが見えてしまいます。
キレイに拭き取れればいいですが、頑固な汚れで取り切れない場合は跡が残ってしまいますのでご注意下さい。
■コンロの口数を選ぶ
コンロのバーナーは2口と3口からお選びいただけます。
現在では3口が標準となっており、各メーカーより多数のシリーズが展開されています。バーナーの口数は値段にあまり影響せず「2口だから安い、3口だから高い」というわけではないのです。
2つ口のコンロは奥のバーナーが無くスペースに余裕があるため、バーナーと調理する人物の間にゆとりある距離が保てます。少人数のご家庭においては2口でも快適にお使いいただける場合がほとんどですので、根強い人気があります。服への着火や、鍋の取っ手が引っ掛かる等の事故が起きにくいと言えるでしょう。
現在主流かつ標準となるタイプは3口です。天板の種類やカラー、操作パネルのデザイン、搭載されている機能などバリエーションが豊富なため、こだわりを持ってご自身にぴったりの商品を見つけることが出来ると言えます。
■トッププレートを選ぶ
【ホーロー・フッ素】
- 圧倒的な低価格から少しでも費用を抑えたい方に人気です。引き換えにカラー展開が少ないです。耐久性には優れていますが、塗装が弱く傷がついた箇所から錆が発生することがあります。
【ガラスコート】
- 特殊なホーローにガラスをコーティングした素材で、それぞれの良いとこ取りをしたタイプです。ガラストップに比べ性能は劣りますが、衝撃に強いため人気があります。
【ガラス】
- 耐熱・耐久性に優れています。見た目が美しく高強度で、人気かつ現在主流となっている天板です。その分商品価格が高いです。稀にですが、ガラスのため一点に集中するような強い衝撃によって割れる場合があります。
【ステンレス】
- インテリア性が高いことからここ数年で注目を集めるようになりました。元々厨房などで業務用として使用されていた本格タイプで、重厚感のある質感と錆や衝撃への強さが特徴です。小傷が付きやすいですが、それも魅力の一つとなる素材です。しっかりゴシゴシと掃除ができる天板といえます。
■グリルを選ぶ
- バーナーの種類を選ぶ 両面焼き・片面焼
グリルは「両面焼きグリル」と「片面焼きグリル」があります。
両面焼きなら食材を上下のバーナーで加熱するため焼きムラができにくく、調理時間が大幅に短縮されます。片面焼きと違ってグリル使用中に食材をひっくり返す必要もありません。
- グリルの受け皿に水を張るタイプ・水を張らないタイプを選ぶ
現在の主流は水を張らない水無しタイプです。
水無しタイプはコンロの受け皿に水を入れずに使用できるので、グリル使用後のお手入れも簡単です。
- グリルの幅を選ぶ
グリルの横幅は、「標準サイズ」と「ワイドサイズ」の2種類があります。
標準サイズとワイドサイズでは焼き網に置ける食材の量が異なりますので、ご家族の人数や焼きたい食材のサイズを基準にお選びください。
通常サイズ :幅21cm~23cm
ワイドサイズ:幅25cm~26cm
- グリルの機能を選ぶ
今までは調理中にグリルを開けて焼き加減を確認していましたが、焼き加減を選べば好みの焼き具合で魚を焼き上げ自動で消化してくれるオート機能がついている機種があります。
調理中にイチイチ焼き具合を確認する必要がないので調理の手間を軽減することが出来ます。
あとの掃除が面倒だから魚はあまり調理したくないという方も多いかと思います。
そんな方にはグリル庫内の汚れ(油はね)が焼き網を使用した場合と比べ99.9%カットできるグリルパーツがおすすめです。お手入れがカンタンになれば家事の負担も軽減できます。
こちらは機種によって付属しているものもあれば、別売りとなっているものもございます。
また「魚焼き」という印象の強いグリルですが、現在のグリルは「焼く」「あたためる」「パンを焼く」といった機能が付いている機種が多く、それ以外にも「蒸す」「煮る」「ノンフライ」など多彩な調理ができるグリルもお選びいただけます。
ビルトインコンロ交換費用の相場
ビルトインコンロを交換する場合の費用の目安は下記になります。(交換工事費込み)
- レギュラー :7.3万円 ~ 12.4万円
- ミドル :12.7万円 ~ 18.1万円
- ハイグレード:18.2万円 ~ 24.9万円
グレードの違いにより約18万円ほどの費用差が発生します。
メーカーや一部のシリーズなどで例外はありますが、基本的なコンロ・グリル機能を搭載した「レギュラータイプ」に対して、オートメニューによる自動調理機能が搭載されるようになるのが「ミドルタイプ」からとなります。
また天板素材もホーローではなく、ガラス素材が使用されるのも「ミドルタイプ」以上が多くなります。 さらに安全面ではSiセンサーによる自動消火に加え、「ハイグレード」になると鍋なし検知や地震感知による点火停止といった機能が充実してきます。
上にあげた機能差のポイントはあくまでも目安となり、実際はシリーズごとに異なります。シリーズごとの機能比較についてはこちらをご参考ください。
また下記の場合は別途20,000円程交換費用が掛かります。
- ビルトインコンロ+オーブンを同時に交換
- ビルトインコンロ+オーブン撤去+収納棚の新規設置
※別途オーブンや収納棚の製品代が掛かります。
おうちドクターでは、コンロの火が点かない、グリルの火が点かない、などの不具合でお困りの場合、ご自宅の状況を確認して無料でお見積り致します。
ガスコンロだけでなく、IHクッキングヒーターの交換工事も承ります。
お客様のご希望やお悩み事をお聞きして商品のご提案も致します。
お気軽にご相談ください。
おうちドクターではトイレなどの水回りはもちろん、内装・外装まで、住まいのリフォームはなんでもご相談いただけます。お気軽にご相談ください。