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2024.12.24

塗装を頼む前に知っておきたい基礎知識

良い塗装工事」には材質について知り、目的にあった塗料を選ぶことが重要です

塗料を構成する要素

塗料は一般的に
1、合成樹脂
2、添加剤
3、顔料
基本的には上の3つに分かれます

合成樹脂とは・・・塗料の耐久年数を左右する重要な役割を果たす塗膜を作る主原料のこと
添加剤とは ・・・塗膜を均等にして機能を付加するもの
顔料とは  ・・・色やつやを出すもの
と簡単に覚えましょう
次に合成樹脂について詳しく説明します

合成樹脂ってどんなの?

合成樹脂には種類があり、それぞれに特徴があります
代表的なものとしては
アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素と大きく4種類あります
それぞれの特徴などを下の表にまとめてみました

アクリルからフッ素へと下に行くにつれて耐候性が高くなっていきます。
*それに伴ってお値段も上がっていきます


さらにこれらは塗料を薄める液である溶媒によって、水を混ぜて用いる水性塗料とシンナー等の有機溶剤を用いる油性塗料に分けられます
水性塗料は比較的安価でにおいが無く、耐久性は油性塗料に劣るものの最近は高耐久の塗料も出回っています
油性塗料はさらに耐久性が高い塗料が多いです
*最近は近隣との距離(建物間の距離)が近いことが多く、油性塗料は臭いがきついためご近所への配慮も含め水性塗料での外壁塗装が主流となってきています・・・おうちドクターではほぼ100%です!
また、現在では外壁屋根塗装材の主流はシリコンのほか、フッ素にもネックとされた価格を抑えたものがが登場し普及してきています

機能性塗料ってなに?

最近ではより高耐久な「機能性塗料」ってものも出回っています
機能性塗料には下表のようなに、無機・光触媒・ラジカル制御型などの種類があります
主に耐久性を高めた塗料が多く、耐用年数が長くなる分お値段も高くなります

無機塗料はセラミックやケイ素など、炭素を含まない無機物を配合したもので、紫外線に強く、塗料の中で最も耐久性が高いとされています・・・おうちドクターでも秋ぐちに塗装工事を行ったお客様のお宅でこの無機タイプの塗装工事を実施しました
耐候性だけでなく密着力も強いと感じる塗料です
*各塗料メーカーさんによって、同じ無機でも若干の性質違いはもちろんありますが

光触媒塗料とは太陽光で汚れを浮かせることで雨で流し落とすセルフクリーニング能力がある塗料です
施工の難易度と価格は高いものの、従来の塗料に比べて、耐久年数が長く、長期間にわたって美観を保つことができます

ラジカル制御型塗料とは主成分のアクリルやシリコンに含まれる劣化因子であるラジカルを制御するために高耐候酸化チタンを配合した塗料です
塗膜が紫外線や風雨等で劣化しにくく、塗料の寿命が長く、価格はシリコンに比べて若干高いながら耐久性が勝るため、今後の主流になると予想されている塗料になります

水性と油性の違い

それでは先の合成樹脂のところで、塗料には水性と油性の種類があるとお伝えしましたが、それぞれの性質についてはどうでしょうか?

【 水性塗料 】
塗料の溶媒に水を用いる
臭いがほとんどない
施工性は改善が進み、高耐久商品も出始めてきている
価格面では油性よりも安め

【 油性塗料 】
塗料の溶媒にシンナーなどの有機溶剤を用いる
耐久性は高い傾向にあるが臭いが強い
塗料自体の密着力が強い
価格面では水性よりも高い

おもにこのような違いがあります・・・やはり一番の違いどころは臭いが強い所です
塗装工事期間中のご自宅の臭い、また近所への臭い、どちらも気になるところですよね

1液型と2液型の違い

次に一般の方はあまり聞きなれないかと思いますが、塗料には1液型と2液型があります
それぞれの違いはどうでしょうか?

【 1液型 】・・・主剤のみの1液使用
混合や攪拌なしで塗れるので手軽であるが保管がしづらい
塗れる場所が限定される

【 2液型 】・・・主剤と硬化剤の2液使用
施工手間が非常にかかるが耐久性がある
密着力に優れ仕上がりが美しくなる
値段が高め

塗料は細分化されている

このように現在の塗料は細分化されてきております
用途種類も増え、また、塗料のグレードが増えてきているといえます
価格や用途面で選択幅が広がっているため、性能や施工性とのバランス、塗替えにかかるコストなどを踏まえて最適なものを選びましょう

坂戸、鶴ヶ島で塗装するならおうちドクターへ

おうちドクターでは外壁屋根塗装工事だけでなく、その他、お住まいの住宅の身の回りのちょっとしたお困り事にも速やかに対応致します
お気軽にお声がけ下さい!



平野 博

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