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2023.05.18

外壁塗装しないとどうなるの?メンテナンスのタイミングは?

そもそもなぜ塗装が必要なのか?

おうちの外壁は塗装の塗膜が鎧となって雨水がおうちの内部に侵入するのを防ぎ、紫外線の影響を最小限に食い止めています。しかし外壁は常に雨や紫外線によって大きなダメージを受けており、塗膜は時間の経過とともに劣化が進行し、おおよそ8年~15年ほどで本来の性能を発揮できなくなってきます。仮に雨水がおうちの内部に浸入すると、梁や柱といった重要な部分を腐食させてしまい結果としておうちの寿命を著しく短くしてしまうことになります。大切な住まいを守り続けるには最適な時期に定期的な塗り替えが必要になります。


メンテナンスのタイミングは?

メンテナンスの頻度は、塗料の種類や気候によっても異なります。一般的には、おおよそ10年に一度の頻度でメンテナンスを実施することが望ましいとされていますが、外壁の状態によっては前回のメンテナンスから10年が経過していてもメンテナンスが必要ない場合や、10年経過していなくてもメンテナンスが必要となる場合がありますので信頼できる業者におうちの状態の調査を頼みましょう。

メンテナンスが必要な場合とは、外壁の塗装に剥がれやひび割れ、浮き上がりが生じていたりと、放置すると更に劣化することで建物の構造に影響を及ぼす恐れがあるため、早めの対応が必要です。早期に発見し、 すみやかに処置することで大事に至ることもなく費用もお安くなります。

ご自宅の外壁をセルフチェックしてみてください

①外壁の色褪せ・変色による症状

一番気づきやすい症状として色褪せや変色があります。最近色が褪せてきたなと感じることはありませんでしたか?

色褪せや変色は外壁が太陽光に含まれる紫外線や酸性雨などにより、塗膜を守っている樹脂が劣化し始めることで発生します。塗膜の防水性が低下した状態だと建物内部に水の侵入を許してしまう可能性があります。


②チョーキングによる症状

手で外壁を撫でてみて、手に白い粉が付きましたか?白い粉が手につくようであればチョーキングが起こっています。

紫外線などで塗膜がダメージを受けると、塗膜が劣化して粉状になります。この状態になると塗膜が劣化し防水性が低下しているサインとなりますので、塗り替えの検討をしてみてください。


③ひび割れによる症状

外壁に、ヘアークラックと呼ばれる髪の毛の細さぐらいのひび割れや、0.3㎜以上の構造クラックと呼ばれ建物の防水性に危険性があるひび割れなどが起こる可能性がります。

ヘアークラックであれば、塗膜の経年劣化により発生している可能性が高く、劣化により塗膜の柔軟性がなくなったことが原因であると考えられます。

また地震や交通量の多い場所に建物がある場合も、揺れや振動によりひびが起きてしまう場合があります。

もしご自宅の壁に横方向へひびが入っていた場合は注意してください。横方向のひびの場合建物に伝ってきた雨が侵入しやすい為、雨漏りする可能性が高まります。この場合は早めに専門業者への相談をおすすめします。


④苔やカビによる症状

チョーキングが起こるなど塗膜が劣化し防水性が低下すると苔などが発生しやすくなります。良く発生しやすいのは建物の北側(日当たりの悪い)や風通しの悪い面です。

苔が出てくるとカビも発生する要因となります。


⑤コーキング材のひび割れ

コーキング材は主に建物の外壁材と外壁材の間、窓やドアと外壁との隙間に使われています。コーキングの最も重要な役割として建物への雨水の侵入を防ぐ役割がありますが、雨や紫外線、地震や風などの影響で徐々に劣化していきます。

劣化すると本来は弾力があるコーキングですが徐々に柔軟性が失われていき、ひび割れやはがれを引き起こします。症状が出ている場合、防水性能が低下しているサインですので点検やメンテナンスを依頼しましょう。


⑥塗膜のはがれや膨らみ

塗装後1年ほどで症状が出た場合は施工不良が原因の可能性がありますが、塗装後10年前後の場合は時間の経過により塗膜が劣化したことによる症状の可能性が高いです。症状の出てくる時期については周辺環境や塗料によっても異なる為一概にはいえません。

この症状が出ている場合には早めに専門業者へ相談し対処しましょう。あまり放置しておくとはがれた場所は塗膜がなくなっていますからそこから水が内部に侵入し、雨漏りのリスクが高まりわずかで済むはずの修理費用が高額になってしまう可能性もあります。


まとめ

外壁塗装のメンテナンスは、おうち全体の価値を守り、将来的に不必要な大規模なリフォームを回避することにつながります。定期的なメンテナンスを行い、常に安全で快適なおうち環境を保ちましょう。もし気になることがあれば些細な事でもお気軽におうちドクターにご相談ください。
坂戸・鶴ヶ島エリアでリフォームをお考えなら是非ご相談下さい。


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古賀 康嗣

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